ラブレター・1

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みなさんはラブレターって書いたことありますか？




もはや死語になりつつあるラブレター




ここで言うラブレターは　紙に書かれてる物の事です　




すっかりメールが普及し　紙に書く手紙なんか年賀状ぐらいですね




しかし紙に書かれた手紙には独特の温かみがあり　もらえばやっぱり嬉しいものです




電話やメールより　感情を伝えるには優れてると思います




それでですね　高校の時ラブレターが入ってたんです　学校のフクの机の中に




当然　大喜び　誰からの手紙かこの時点ではわかってないんですが




ラブレターをもらうなんて初めてで　はしゃいでいましたね




教室で読むと確実に邪魔が入るので









その手紙を見るためだけに次の授業をサボり屋上へ






ドキドキしながら手紙の封を切ります　その内容は確かこんな感じ

以上が手紙の内容です





世の男性方　こんな手紙もらったらどう思いますか





嬉しいですよね？　いろんな事考えるけど　とりあえず嬉しいですよね



























いろいろ妄想しますよね？
























でもなぁ　もしかしたら　フクの友達のいたずらかも知れない　と、思い




調査を開始しますが　どうやら悪戯では無いと確信しました





さらに妄想は膨らみ　あんな事や　こんな事を想像し　Yって誰だと思い調査




そもそもYが苗字か名前かもわからないな　同学年の他のクラスのYか・・




信頼できる友人に　この事を話し　調査以来をだす





この男　伊藤といって　こういう話大好き　だけど口は堅いので安心だ





伊藤は実に円滑に学年名簿を入手　一緒にチェック開始





けっこういるな・・・・





苗字で　山田　山岡　山下　横山　・・・・




名前で　やす子　やす美　ゆう　ゆう子　ゆうか　ようこ・・・・・




多すぎる・・・とても絞れん　




いや〜　名乗ってくれ　気になる





とりあえず脳内で学年でも　相当カワイイ「ゆう子」に決定





ありえねー　あの子　彼氏いるし　だが脳内は俺の聖域だ好きにさせてもらう





でも　ほんとに誰なんだろうな　わからないまま時は流れ　フクは全然Yとは関係ない彼女が出来た





幸せな時間が緩やかに流れる　あの手紙の事はすっかり忘れていました　





そしたらまた机の中に手紙が入ってました

説明するまでも無いですが仁美さんというのは　当時　交際してた彼女です




ちなみにフクより１コ上　フクは　お姉好きなので　年上の彼女が多かったです




お姉好きで　愛撫好き　文句あっか　




脱線失礼　話は戻って





ショックとか忘れないでって　言われても　あんた誰なの？





でも　もしかして　このYさんを傷つけているのか？





そう思うとすこし　心が痛んだが　フクは今　幸せなんです





諦めてもらうしかないと　自惚れに近い感情を抱いていました





この事を伊藤に相談すると





「まあ、誰かもわからないしな　ほっとくしかないでしょ




下手に刺激すると面倒なことになるかもしれないしな




そのうち仁美さんの所に　不幸の手紙とか行ったら笑えるな　　ゲラゲラ




・・・・・でもさ　　なんでこの人フクと仁美さんが付き合ってること知ってるの？」




え？そういやそうだな　　なんで知ってんだ？





学校では　仁美さんと二人きりで話す事もないし　





登下校も一緒にした事無いので　フクと仁美さんが交際してるのは




ごく親しい友人だけでした




どっかで何か見られたのかな？と思ってましたが























これが彼女のストーカー行為　











だと　気づくのはもう少し後





今後Yはストーカーとしての実態を少しずつ現していきます























フクを犠牲にして




















愛撫してる場合じゃないよ　当時の俺よ





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