友人の結婚式に呼ばれ余興を頼まれる事が割とあります 基本的に歌で片付ける事が多いですが モノマネなんかをやったりします はっきり言って似てません 似てないのですが勢いで誤魔化すのです １００連発ぐらいするのです 身近な人は笑います が 身近では無い人は呆れています いいのです 新郎新婦だけが笑えばいいのです しかしですね 歌もモノマネも少々飽きたんですよ 笑えないモノマネをする事に疲れ 適当に乾杯を歌って終わらせる事に逃げてました 何か良いアイデアは無いかなー、って感じの事を 「だるだるしちゃえっ」の ふむふむさんに話したところ 「昔 余興で芝居をやった」って話を聞きました 聞いてると面白そうなので 一緒に芝居をやる連中に話してみた 友人らの反応は良く スムーズに芝居に決定した この芝居案が出る前は長淵のモノマネで乾杯と言う案が出ていた 実に廃案になって良かったと思います で 芝居をやるには まず役者が必要ですね これは問題無い フクを含めて６人います そして台本が必要ですが これが難題でしたが ふむふむさんは「シンデレラ」をベースにやったらしい 我々も童話をベースにした方がやりやすいだろう 「赤ずきんちゃん」「白雪姫」「人魚姫」などを色々考えましたが 結局 よくわからん話になりました しかし話の流れは無事に決定しました まず冒頭で新婦を拉致 新郎を脅迫する 新婦救出のため新郎に様々な試練を乗り越え新婦奪回 最後にキスでもしてもらって終了 って形になりました 新婦に事情を話し協力を要請（新郎には言わない） 台本を作成して衣装と道具などを用意 日々練習して準備万端 そして結婚式当日を迎えました ついに芝居スタート 冒頭にて花嫁拉致を決行 突然の事で焦る新郎 ポカーンと馬鹿面全開です 「お前が花嫁を幸せにできるか試させてもらうぜ 我々の出す試練を乗り越えてみろ」 って感じで新郎の試練開始 「まずはお前に花嫁を守る力があるか試させてもらう」 花嫁を守るためには体力が必要です 軟弱な男では いざって時に頼りないでしょう ここで新郎は刺客とガチンコで力比べをしてもらいます 綱引きで勝負してもらいます ちなみに刺客のウェイトは190cm100kg かつて柔道関東大会出場の猛者 新郎は175cm 65kgぐらい サッカー部を３日で辞めたへタレ 頑張れ新郎！！ 全く話にならず負けてました まあ当然です 勝たせる気はありません ですが 芝居を続けなければいけません 「敗れはしたがお前に根性があるのはわかった」 と言って次の試練へ 「今度はお前に花嫁を守る知恵があるか試させてもらう」 花嫁を守るには知恵が必要です 馬鹿なヤツに花嫁は守れません ここでは簡単な暗算早解き勝負をやってもらいます ここの刺客がフクでした 問題は正確に覚えてませんが （４＋８＋２０＋１７＋５）×３＝？ こんな感じでした 相手はフクですが 心の中では新郎を応援 頑張れ新郎 ゴメン 勝っちゃった まずスピードで新郎は敗れ 答えも間違っていた ちなみにフクは初めから答えを知っていたので勝って当たり前です また「敗れはしたがお前の真剣さは伝わった」 と、無理に進行する 「次にお前に花嫁を守る勇気があるか試させてもらう」 へタレでは花嫁を守れません よくテレビで観客からしか中が見えない箱に手を突っ込んで 中に入ってる物を当てるってヤツがありますが それをやってもらった ちなみに箱の中には毛蟹を入れました 頑張れ新郎！！ 新郎 びびりすぎで負け 新郎３連敗 毛蟹勝負は正真正銘のガチンコだったのですが新郎惨敗 新郎・・大丈夫か・・・ まあ 客は笑ってるからいいだろう 例によって「敗れはしたがお前の勇気は伝わった」と進行 そして最後の試練 「最後にお前に花嫁を愛する心があるか試させてもらう」 愛する心 これが一番大切ですよね ここではカーテンの向こうにいる花嫁を当ててもらいます カーテンに隠れて花嫁とダミー２人に隠れてもらいます 新郎からは足元しか見えません でも これはわかるだろ 靴でわかる もちろんダミーも似たような靴を履いてますが あからさまに花嫁の靴が豪華なのでわかるでしょう 頑張れ新郎！！ ものすごく悩んでいます 悩んで悩んで彼は答えた 「一番左だと思います」 一番左じゃ無えだろ・・・ 靴が違うよ 一応芝居は当てた場合と外れた場合の２パターン用意してる 「一番左ですね カーテンオープン！！」 当てやがった 花嫁とダミー花嫁で靴を交換していたらしい フクと他の２人は外すと思って外したパターンの準備に掛かっていた それがビックリ 当てたものだから大慌てです 「お前に愛する心があるのはわかった では 今度は愛し合ってる事を証明してくれ はい キース！キース！キース！」 キスコールにて新郎新婦にキスをさせて無事終了 拍手喝采 感無量です やってよかったー ２次会になっても「劇 面白かったよー」なんていってくれる人がいます 達成感でいっぱいです ちなみに試練で使った毛蟹はここで料理してもらいました ここで一人の男が「２次会でも何かやってくんない？」と言われてしまい 断りきれなかったので何かやらねば 仕方ない アレやるか・・・ 長渕のモノマネで乾杯 これは誰も褒めてくれなかった 唯一聞けた感想が 「あぶねえよ おめえ」 と、ありがたく無いものだった これは やんなきゃよかった・・・と、後悔 やはり余興を芝居にして大正解でした ふむふむさんありがとう この結婚式から もうすぐ１年経ちますが 二人はちゃんと仲良くやっているようです |
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