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夏休み





フクは学生の頃に夏休みをどう過ごしてたか思い出してみた


ろくな事してませんね


夏休みと言えば 夏休みの宿題を思い出す


今はどうなのか知りませんが フクが小学校の時は たっぷりとありましたね


31日に泣く泣く親に手伝ってもらいながら徹夜で仕上げるなんてのも よく聞く話


フクはと言いますと やはり小学校低学年の時は31日に焦ってやりましたね 


それなりにやってるんですが やはり大量に残ってます


フクの両親は どんなに泣こうが手伝わない事は当時から理解していたので


頼れる人間は姉だけなんです しかしただでは動かないのがフクの姉


非常にフクに対して不利な条約を結ぶ事によってある程度やってくれます


条約は例えば テレビのチャンネル争いが発生した場合 姉を優先する



とか、そんなレベルの事です


しかし当時としては大問題です でも了承するしかないんですよね


そんな感じで小学校低学年時のフクは宿題を片付けてたと思います


しかし 小学校5年になり フクは生まれ変わりました


31日に焦って宿題をやる事はありません







フクは宿題をやらない事にしました






いや だらけてるんじゃないんですよ


フクは5〜6年の時 ずっと同じ担任だったんですが


とある理由でフクはこの担任の事を強烈に嫌悪してまして(理由はまた別の話で書く、と思う)


宿題など到底やる気にならないで放棄しました


もちろん宿題をまったくやってないヤツなんて クラスでフクだけ


相当 怒られましたね まあ結局その後 強制的にやらされたんですけど


この時 なんの気力もなく作った工作が酷い


新聞紙をぐるぐる巻きにしてガムテープで固定しただけの物でした つまりただの棒ですね


担任にも追及された


担任「これはなんだ?」


フク「工作です」


「何を作ったんだ?」













「棒です」








それ以上は聞いてこなかった 


今なら いくらやる気が無いにしても棒よりは良い物を作れるだろうが


当時のフクには限度でした


しかも中2の時も夏休みの宿題で再びこの棒を提出している


その時は名前が「棒」から「便利棒」に変わった


作った作品に説明を添えて提出するルールだったんですよ


確かその説明はこう書いて出した






「汎用性抜群の棒 可能性は無限大」







採点が済み返却された便利棒を放置していたら


担任が生徒を叱る時 ポカリと叩くのに利用するようになったので


一応は役に立ったのかもしれない



いつだったか忘れたが こんな事もあった


友人の1歳年下の弟が夏休みの宿題を2千円で引き受ける、と言う商売をしてた


もちろん依頼した 2千円であの苦労から脱せられるなら安いと判断しました



あと夏休みと言えば夏祭りや花火大会


友人らは 女の子を誘ったりして楽しそう 


学校では噂も無い男女が祭り中に目撃され つきあってるのが発覚したり、と


と、皆それぞれ楽しんでた様子


フクも基本的に祭事は楽しんでましたよ 高校1年の時 以外は


女の子を誘って楽しそうなクラスメイトが通り過ぎていくのをフクは何故か





屋台で焼きそばを焼きながら見ていました      



実はこのテキ屋の人が ちょっとした知り合いで


フクと友人一人は手伝うハメになってしまったんです


「バイト代 払うから」って言ってたから真面目にやったよ


15万ぐらい売った記憶がある この売上がどんな物なのかはわからないが


ほとんど休む間もなく売り続けたから悪くは無いだろうと思う


屋台を片付け楽しみにしてた給料をもらう












千円かよ・・








しかも500円玉2枚


今日までこれほど無駄な労働をした事が無い


屋台にいると顔見知りの連中が客でやってくる事もある


「あれ?フクじゃん!なんで屋台やってんの?」


なんて言われまくった 虚しい 実に虚しい


でも悪い事ばかりでもなかった


この後 つきあう事になった彼女とは この時 屋台をやっていた事で話すきっかけになった


まあ この夏休みが終われば悲惨な時期が訪れるんですけどね


この時は そんな事知る由も無い



学友たちと旅行に行った事もありました


遊びまわって宿に戻り 皆死んだように眠りました


夏の暑い日なのでクーラーは全開です フクはクーラーの一番近くで寝てました


お腹が冷えたみたいです















オナラをしたらウンコが出てしまいました








マズイ!と思った時にはもう遅い


そーっとトイレに行き パンツを確認すると悲惨な事になってた


と、とにかく洗わなければ!誰にもバレないように洗わなければ!


そーっとシャワールームに入り 尻とパンツを洗う


上はTシャツを着て 下はちんこ丸出し夜な夜なパンツを洗う姿は実におぞましい


音で友人らが起きないように注意しながら洗っている ゴシゴシゴシゴシ


よしだいたい綺麗になった あとはパンツを履き替えればOKだ


と 後ろを見ると友人一人が立っていたので血の気が引いた



目が合いしばらく固まる両者 友人が口火を切った


「何やってんの・・・?」


「あ・・んーっと 屁をしたらウンコ漏らした・・」





少しは言い訳すればいいだろとも思いますが


夜中にコソコソとチンコ丸出しでパンツを洗う姿を見られては いい訳など無意味


正直に友人に告げると軽く失笑してこう言った
















「俺も昨日そうなった」









と、友よ・・・


友人に誰にも言わないでくれと頼むと「わかったわかった」と了承してくれた


そーっとパンツを履き替え事無きを得ました


安堵して眠り朝を迎えた


セットしてた目覚ましが鳴ると皆起きてきた


起きた瞬間 友人はオナラをした












ヤバイ音がした










「あ・・・!」と言って固まってる


「お前ウンコ出ただろ!」と友人が突っ込む 出てましたね


わーい 仲間だー、と内心喜ぶ


でも俺は夜中に苦労して証拠隠滅に成功した お前は恥を晒すが良い


と 妙な優越感に浸っていると 友人が声をあげた
















「フクも夜中ウンコ漏らしてたよ」










自分の耳が狂っている事を信じたかったが 確実に皆に発表されたようだ


フク「そ、それは内緒にって・・」


「あー、そうだっけ まあいいじゃん よくある事だよ」


みんな 一度は経験があるようだ 特に何事も無かった様ように事態は収集された


こんな平気でスルーされるなら 夜中に苦労したフクより


朝にウンコを漏らした友人の方が得だよな、と 羨ましがった


ウンコを漏らして羨ましがられるヤツはあまりいない


でも普通は相当馬鹿にされるよな それなのにこのスルーっぷり


この時ほど この友人達を誇りに思った事は無い


旅行が終わり 再び学校が始まった 新学期早々友人はクラスの女の子に









フクがウンコを漏らした事を話していた









まあ どうせ話すだろうと思ったからいい


クラスから学校中にフクはウンコを漏らしたなんて噂になったらどうしよう


あだ名がウンコになったら どうしよう などと少し心配したが杞憂だった


旅行面子と同じように一時の失笑はかったが 事態はあっさり収拾した


このクラス最高、と思いました


ただ当時クラスに好きな子がいたんです その子に指摘された時はちょいと凹んだ


「フクちゃん ウンコ漏らしたの?」


「漏らしたよ 自分でも驚いたよ」


「あははっ ねえ どんな感じだった?」


「ブリリリ ビチイイイイって うわあああって感じ」


「あっはっはっは!きったなーい!




好きな子との会話とは思えませんね・・


いいのさ 笑ってくれれば最高さ 笑顔が見れて幸せさ


でもいつまでも この子の頭にフクはウンコ漏らしたと記憶されると思うと・・











胸が!胸がキュンとします!










これが原因かどうかわかりませんが この子とはいつまでも仲の良い友達止まりでした



あと 夏と言えば海って人も多いでしょうね


フクはあまり海が好きじゃ無いんですよ


いや違う 海ではなく人の多い所が好きじゃ無いんです


昔は平気だったんですけどね


数年前から人の多いところに行くと異常に疲れるようになりまして


なので「海に行こう」などと言われても なかなか重い腰が上がりませぬ


それでも行けば楽しいんですけどね 海で遊ぶ事自体はとても好きです


夏と言えば怖い話もありますね


海の怖い話で 幽霊に足を引っ張られ溺れるって話 けっこう聞きますよね








引っ張られたんですよ俺 小さい子供の幽霊に













うおおおおおお!こ、ころされる!と心底驚いた





















よく見たら ただの小さい子供だったけどな










クソガキめ たちの悪い悪戯すんなよな ゲンコツしときました海上で








以前働いていた会社では夏休みが無かった


それでも夏を楽しみたいと色々と試行錯誤しましたが


どうしても無理が生じましたね


夏休みが無いの嫌だなー この会社辞めようかな・・


って思ってたら会社の方が無くなりましたけどね 給料未払いだし



つらつらと書きましたが ろくな事を書いてませんね


毎年こんなじゃないですよ


周りに申し訳ないぐらい幸せな夏休みを過ごした事もありますが


そんなの書いても仕方ないからね あっはっはっは・・



ま そんな事実は無いですけど



そんなわけで せめて皆様は楽しい夏を過ごしてくださいな



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