未確認生物
今回の小話は いつもとは趣が異なります
皆さん世界未確認生物事典という本があるのを知っていますか？
知っていたら この小話を読む必要無いんですけど
この本、その名の通り 世界の未確認生物の事典なのです
未確認生物 たとえば人魚
世界中に人魚の伝説はありますが はっきりとした証拠はありませんよね
それを多くの資料を参考にして 解説とイラストを載せています
世界中の さまざまな伝説の生物が この本には集約されています
この本の素晴らしさを友人から聞いたフクは 買ってしまいました
買った時はあまり興味が無かったんです
この本2800円したんですが 最初は興味の無い本に2800円だすのは惜しいと思ったんですが
しかし実際 フクはこの本を読んで 衝撃の連続でした
未確認生物の美しさ 恐ろしさ 偉大さ
その全てがこの一冊の本に集約されてると言っても過言じゃない
はっきりいって これで2800円は激安です
フクはこの本で大幅に未確認生物に対する認識が変わった
自分の知識は間違いだらけでした
今日は一緒に未確認生物の認識度をチェックしましょう
まずは「海坊主」
海に出没すると言われる妖怪
わりと認知度の高い妖怪ですね
さあ、みなさん 海坊主をイメージしてください
想像できましたか？では海坊主さんの登場です
亀ですな
これが海坊主です 亀の体に顔は坊主頭のおっさん
怖くないね海坊主 妙に穏やかだよ海坊主
この本の解説によると
この海坊主は たまたま漁師の網に引っかかり捕らえられ
漁師は縁起が悪いから海坊主を殺そうとすると この海坊主は
目に涙を浮かべ命乞いをしたそうです
無事命乞いが通じ 解放されたそうです
続いて 冒頭で少し書いた人魚です
メルヘンなイメージの強い人魚ですが
やはりこの本の挿絵に人魚同士 楽しそうに語らう姿がありました
ほ〜ら 楽しそう
今にも人魚の歌声が聞こえてきそうですね
なんとなく日本酒を飲みそうですね 人魚
続いては ちょっと聞きなれない妖怪 愚彊
「ぐきょう」と読みます 解説が必要ですね
解説：愚彊：北海の海神であると同時に風神でもある
人面鳥身で耳に2匹の蛇をつけ、あしで黄色い蛇を踏みつける
羽ばたくとものすごい風が起こり その風には疫癘と病毒が含まれる
その風にあたれば やがて病気などで死に至る 恐ろしい神
なかなか恐ろしげなヤツですね 愚彊
解説を参考にイメージして見てください ではその恐ろしい姿を拝見しましょう
これが北海の海神であり風神 愚彊！
解説の通り 恐ろしそうですね
解説＞人面鳥身で耳に2匹の蛇をつけ、あしで黄色い蛇を踏みつける
どう見ても蛇を踏みつけてないよ むしろ巻きつかれてるよ
とても恐ろしい神には見えん
北海が心配です
それと
これは友達ですか？
最後の妖怪です 有名なヤマタノオロチです
日本の伝説の妖怪ですね
この本によるとヤマタノオロチは相柳と言う生物らしいです
「そうりゅう」と読みます
解説します
相柳とは九首の蛇身の怪物 九つの首で九つの山を食らう
相柳のいた所は血生臭く 五穀の種も蒔けなくなる
なんと恐ろしい怪物でしょうね ヤマタノオロチこと相柳
さあ みなさん相柳を想像して下さい
九つの首を持ち 九つの山を食う程の巨大な蛇身の怪物
伝説ではヤマトタケルがヤマタノオロチを退治したとなっています
よく こんな恐ろしい怪物を退治できましたね
かなり苦戦した事は間違いないでしょう
ではヤマタノオロチこと相柳の登場です
食えねぇ！ぜってぇ九つの山、食えねえ！
右上の顔 ニヤリ
左下の顔 ウインクしてる気が
ヤマトタケル楽勝だったろ？
未確認生物
誰もが一度は多少なりとも興味を持った事があるでしょう
もちろんフクも興味を持った事があります
しかしね
もう どうでもいいよ 未確認生物
妖怪話にお付き合いくださってありがとうございました〜
