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ラブレター・5






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学校へ行くと椅子に貼り付けた 手紙が空しく残ってます




クラスの連中も 「何それ?」と聞いてきますが




フクの人生が左右されかねない物なので 決して触るなと注意を呼びかける




その次の日の朝 椅子から手紙が消えてる!




Yが持っていったのか? いや、持っていってなきゃ困るが




クラスの誰かが盗み見た可能性もある  昨日さんざん注意したから大丈夫だと思うが




Yが見たなら机の中にYからの手紙があると思うが・・・・・・無いな・・・




うーん でも約束の日まで待つしかないな




約束の日時は来週の水曜の放課後  これでYにアポがとれたと信じよう




手紙を取ったのがYじゃないかも・・  受け取っても来ないかも・・




いろいろ考えたけど どうにもできないね 待つしかないな・・














そして約束の日が ついにが来た・・・・・










人気の無い待ち合わせ場所で フクと隠れてる友人伊藤




もう約束の時間だが 人の気配は無い 




一時間程待ったら帰ろうと伊藤と決めてあったので それまで待ちますよ





静寂する空間 聞こえてくるのは 自分の吐息のみ




と、今 何か聞こえた・・・・   足音?





カツっ カツっ カツっ カツっ カツっ 




徐々に大きくなる足音 来たのか?
































こねぇ 



















足音は用務員のオッサンだったよ   はい 時間切れ




伊藤も今日はもう来ないだろといい 放課後の教室で再び作戦会議









フク「やっぱ伝わってないのかな?」





伊藤「うーん、伝わっても無視してるのかもな・・」





「あー!もー!どうすりゃいいんだよ・・Yめ・・」





「いいこと思いつた!」





「おお!友よ!何を思いついたんだい?」





「お前 これから毎日 机持って帰れ





「できるわけねーだろ・・殴りますよ?」





「そうか?ゲラゲラ でも机って何も入ってなきゃ軽いぜ」





と、伊藤は俺の机を片手で持ったり 蹴っ飛ばしたりして遊んでた




俺は真剣に悩んでると言うのにだ  困ったな、また椅子に手紙貼り付けるか・・・ 




どうしたものか・・・・




「フ・ク・く・ん・☆」




「何だよ?今度こそ何か思いついた?」




「ううん、フク君にお手紙入ってまちたよー、よかったでちゅねえ ゲラゲラ」




ぐはっ!マジでか? 待ち合わせ場所で一時間待ってる間に入れやがったな・・




「ねえ 何て書いてあるの?何て書いてあるの?」




「お前楽しんでるだろ?」




手紙には一言こう書かれていた
























今週の土曜日の15時に○○公園の噴水の前で待ってます  Y


















フク・伊藤「おおおおおおおおおおおっ!」




























「釣れた!釣れたよ!伊藤!」




















「ああ!大物じゃ!大物じゃ!」













ついに 今度こそ 最終決戦の時が・・・




しかし○○公園か・・・ この公園ってフクの自宅から自転車で15分ぐらいの所にある公園です




フクの家の近くをチョイスしてくれたのか?




それとも地元住民なのか?  まあどうでもいいか




今度こそ・・・今度こそ・・・決着をつける




伊藤と打ち合わせをして 土曜日は現地集合する事に・・・




そして土曜日の15:00が来た・・・・




現地到着 この公園は人気が無い Yもなかなかいい所を選んだな




伊藤はっと・・・いたっ  指定の場所に隠れてるな よしよし




Yはどこかで見ているのか? 周りには人気が無い 




また 待たせる気か・・・・・Yめ




10,15分ぐらい待っただろうか・・ また来ないつもりか?と不安がよぎる




 




そこに こちらに向かってくる人影を確認




見た目 高校生ぐらいの女が こっちに向かい歩いてくる・・・・




ついに来た



















Yだ




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